自己紹介単体考察記事

前提として、中高一貫校の一貫性である僕は、しばらく完成されたコミュニティの中で生きてきたので、新しい友達の作り方なんてとうに忘れてしまいました。

⒈自己紹介の意義

自己紹介をするにあたって、そもそも自己紹介を何のためにやっているのかを理解していなければ、方向性がずれてしまい、関係が初対面の時点で悪い方向に進んでしまう恐れがあるので、まずはその意義について考えることにした。

その結果、自分は面白い人間だとアピールすることよりも、①自分は安全な人間であること。②自分はつまらない人間でないこと。この二つをアピールすることが大事だという結論に至った。

なぜなら、より深く関係を築いていくのは自己紹介をして何回かコミュニケーションを取ってからで十分であり、髪がボサボサ、服装が乱れている、顔が凄い、度を超えて太っている、普通に臭いなどの理由で、明らかに外見の段階から人間としての欠陥が目立つ場合を除いては、初対面の人間を一方的に嫌わないはずである。また、そのような捻くれた人間とは仲良くならなくて良い。そのため、自己紹介の段階で距離を大きく縮めようとするのではなく、小さく距離を縮め、互いに歩み寄りやすくするようにするべきであり、無の状態からこのような盤面に整えるのが自己紹介の意義だと仮定した。

⒉具体的な内容

次に具体的な内容について、名前や所属している部活動に加えて、自分が安全でつまらなくない人間であることをアピールできる自分が好きなものやことを軸にするのがベストな自己紹介であると判断した。

ありげいつさんと青山吉能を通して、しじょとは有馬かなを通して仲良くなり、今も仲良くしていることから一定の効果は期待できると信じている。

ここで注意しなければならないのは、自分の好きなものやことが相手にも伝わりやすいものでなければならないことである。例えば、バスケ部でアニメを全く見ない人に対して、青山吉能や有馬かなの話をしても、そもそも青山吉能や有馬かなとは何のかの解説から入らなければいけなくなり、円滑なコミュニケーションとは程遠い状態となり、最悪、いきなりオタク語りどうした?と引かれてしまう。なので、この場合はバスケットボール選手で且つ自分も好きなスティフィン・カリーが好きだと自己紹介をするのがいいだろう。

ここで一つ大きな問題が発生する。ここまでは、ありげいつさんが青山吉能が好きなこと、しじょが有馬かなが好きなこと、相手がバスケ部であることをたまたま知っていたからそれに合わせて自分の好きなものを変えて話せていたが、それが通用しない前情報が全くない相手に対しての回答である。

その回答として当てはまるのは、ほとんどの人に対して伝わり、伝わらなくても、少しの説明で片付くヨルシカとフレッシュネスバーガーであった。一般化すると、好きな有名音楽系の人と、好きな食べ物とそれの有名チェーン店。これらは、ヨルシカの中でも特に好きな曲、フレッシュネスバーガーの中でも特に好きなメニューなどのさらに深い内容に触れやすいのが良い。

要するに、当たり障りのないことを喋ればいいのだ。